2012年03月12日

『春はあけぼの。

やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。』(枕草子より)

こんにちは
グランドプリンスホテル京都 旅チャリスタッフの ひぐり です。

「はる」と平仮名で表したいようなうららかな朝、
自転車通勤してみました。

風の円やかさ季節の香りが感じられます。

北堀川を北上していますと真正面に神山(こうやま)が美しく立っています。

右折しますと行く手に比叡山。手前に見えるは『林山』でしょうか。

この山と、(送り火のひとつ『妙法』の、妙の画かれた)『西山』。その間を縫う『狐坂』を上り『宝ヶ池公園』の西を横切って東に回り込めば 到着です。

狐坂を上るときは 旅チャリやったら、どんなに楽かなぁ!って思います。

この坂から南西に山や市街がよく見えます。

もっとゆっくり見渡せる場所が近くにあります。


『 岡は船岡。…』(枕草子より)

2010年12月24日ブログ『ひとっ風呂!』でご紹介しました、船岡山(112m)。
そのてっぺんの広場に来ています。視界のひらけている南に向いて、

右手うしろ寄りに左大文字が見えます。
その前方に目を移していくと、衣笠から御室の山、麓に仁和寺の五重塔。
双ヶ岡の一ノ丘二ノ丘三ノ丘と続き、
北野の天神さんの森も眼下に見えます。
東寺の五重塔(高さ55m)は、この岡に来るたび飽きもせず「あれかなぁ?」って前方遠くにさがします。
さらに左には京都タワー(高さ131m)が よく見えます。

子供のころ この辺りの地面と東寺の建物のてっぺんが同じくらいの高さと
聞かされました。

東寺の辺りの地面は約25m、この辺りのは約90mですから なるほど です。

京都タワーはここから1〜2q北西の 鷹ヶ峯街道からもよくみえます。

2011年5月28日ブログでご紹介しました鷹峯 源光庵のあたりの地面と タワーのてっぺんが ほぼ同じ高さです。
隣接して光悦寺や常照寺があります。

つくづく京都は盆地やなぁ思います。


平安京造営にあたり
『船岡山』と京田辺市の西端にある『甘南備山』(221m)とを結ぶ線上に 朱雀大路(ほぼ現在の千本通)が決められたと伝えられています。
この平安京の西南鬼門にあたるのが『岩清水八幡宮』。
男山の岩間から清水が湧き、霊泉として信仰の対象とされてきました。

グランドプリンスホテル京都 の所在地=左京区岩倉幡枝町 にも 八幡さんを見つけました!
『八幡宮社』です。

12月8日の 裁縫手芸上達を願う針供養で知られ、『針神社』とも称します。

2010年9月2日ブログ『鹿遭遇!!』でご紹介しました
『妙満寺』のその南に隣接してある『比叡見の丘』という住宅街から
『鞍馬街道』へ抜ける途中にあります。

去年の暮れに旅チャリで試走してましたら、この坂道の真ん中で雌雄の「雉に遭遇!!」光沢のある緑色でしたが、あっという間に竹藪に同化してしまいました。
その向こうは北稜高校のグランドです。

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次は鳩でよく知られている『三宅八幡宮』へ参りましょう。

宝ヶ池通りを東行、白川通で左折(北上)して、ホテルからは約10分で着きました。上高野三宅町にあります。

俗に『虫八幡』といい、子供の癇の虫除けの神として崇敬を集めています。
特に9月15日の例祭には子供連れの参詣者で賑わいます。
狛犬ならぬ「こま鳩」がかわいい(こわいと感じるひともいるかも^^;)、
噴水や茶店もありこの度巡った八幡さんの中で一番のどかな境内と感じました。

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白川通に戻り、京都バス「八幡前」から次のバス停「花園町」を右寄りに上がって10分くらいで
『八幡社』通称 長谷八幡宮 に着きました。
ここは岩倉長谷(ながたに)町です。
境内に10ほどの社がありました。
古い絵馬が本殿前に掲げられています。

江戸初期の絵馬を数多く所蔵しているようで、
往時は神事猿楽も行われていたようです。
きょうはひっそりと静かな境内で、鳥居手前でキャッチボールしている親子。

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この岩倉エリアも古からのものがどっしりとありつつ、新しいものも生まれつつある魅力的なエリアです。

いま いわくら に わくわく くらくら!

みなさん! 旅チャリで京めぐり の季節到来ですよ!!
posted by 旅チャリスタッフ at 05:00| 京都 ☁| 嵐山エリア | 更新情報をチェックする

2012年02月27日

嵯峨野+時雨殿+葛飾北斎=◯◯◯◯◯◯

相変わらずの寒さが続く日ばかりですが日が暮れる時間も少しづつ遅くなり春の訪れが近づいて来ているのかなと思います。


3月17日(土)に嵐山にある時雨殿がリニューアルオープンします。
ここ嵯峨嵐山は小倉百人一首の由来の地です。
その百人一首のミュージアムが時雨殿です。
最近、日本の歴史物に関心がある私ですが、まだ一度もこの時雨殿へは行ったことがありません。
ですが、リニューアルオープン後には一度は行って見たいなと思います。

レストラン嵐山さんに下記写真のチラシが置いてあります。
チラシを見てみると、¥100割引券が付いてました!
チラシ枚数に限りがあると思いますが レストラン嵐山さんにお立寄頂きチラシと旅チャリをピックアップして下さい


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2月1日〜3月25日(日)まで京都文化博物館にて生誕250周年を記念した葛飾北斎展が行われています。
私も初日に行って来ました。
歴史の教科書などで彼の絵を見たことはありましたがやはり本物の絵は迫力がありました!!

そしてこの展覧会の中で出会ったのが諸国名橋奇覧シリーズの山城あらし山吐月橋(渡月橋)と歌意を絵解きした小倉百人一首の絵でした。
渡月橋の絵は前期公開作品(2月26日(日)まで)のようで後期にはご覧頂けないかも知れません。

ということで。。。葛飾北斎も嵯峨嵐山に関係のある人なんだなと嵯峨嵐山の歴史の奥深さに大変関心しました。
もし北斎展に行かれるよう でしたら、京都文化博物館のホームページにて¥100割引の入場割引クーポンがプリントアウトできますよ!
ウェスティンホテルか東急ホテルで旅チャリを借りて京都観光のついでにお立ち寄りになってみてはいかがでしょうか


最後タイトルの◯◯◯◯◯◯みなさん見当がつきましたでしょうか?
答えは小倉百人一首でした。それでは皆様。

スッシより。  

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posted by 旅チャリスタッフ at 06:00| 京都 ☔| 嵐山エリア | 更新情報をチェックする

2012年02月03日

渡る世間が神様です

こんにちは、サトです。今日は節分だと言いますのに、初詣の句から入ります。

初詣終え職安へ初詣


このお正月に、失業中の方の身になって作りました。
私自身、前回の失業期間中、旅チャリスタッフの職を得るまでに、ハローワークで紹介された求人に応募して不採用になること3度、苦労をいたしました。
しかし、捨てる神あれば拾う神あり、です。


私の大邸宅から嵐山の旅チャリデスクまでの通勤経路には、神社の鳥居が3つあります。
ご紹介しましょう。


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蚕の社(かいこのやしろ)、正しくは木島坐天照御魂神社。このしまにいますあまてるみたまのかみのやしろ、です。


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斎宮神社です。伊勢神宮へ奉仕する皇女が潔斎をした場所です。
竹林の道沿いの野宮神社と同じ由緒を持っています。

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車折神社(くるまざきじんじゃ)です。
ご祭神は平安後期の儒学者で、その才、神というべく、と讃えられた清原頼業(よりなり)です。
よりなり、という名から、金が寄り商売が成り、とかけて商売繁盛の神とされました。

鳥居は、俗界から、聖なる神域への入り口であります。


エミル・デュルケムは、すべての宗教には聖と俗との世界の二分化が認められる、と言っています。神がいない宗教もあります。死後の世界を問題にしない宗教もあります。
しかし、聖なるものを想定しない宗教は、ありません。

では、人間はこの聖なるものを、どこから見つけて来たのでしょうか。

デュルケムの答えは、社会、です。

1912年、と言いますからちょうど100年前、デュルケムの「宗教生活の原初形態」は書かれました。
今回、岩波文庫の上下巻を読み終えて、私の宗教観は概ね決定されてしまいました。
デュルケム自身は、オーストラリアで原始的生活を営む人々の中に入って暮らしたのではありません。
他人の記録を読んで、自分の論を進めています。


原始人が集団になって歌い踊り狂うとき、彼は普段の自分とは違った何か別の存在になっています。お互いが刺激し合い、エネルギーを注ぎ合い、高揚し、陶酔し、激昂して行きます。

現代人にも集団となって変容するこの感覚は分かります。
阪神タイガースが優勝すれば、ファンは狂喜して道頓堀に飛び込むではありませんか。
食うための物憂い労働の日々、これが俗です。集団になって、同じ感情の中で激しい行動を共にするとき、これが聖です。
すなわち、宗教とは集団がその構成員に吹き込むエネルギーであります。
構成員は、宗教から命令されると同時に、宗教により救われるのです。

難しいことは言わずに、神様にお参りをしようと思います。


節分の話題として、その年の恵方に向いて巻き寿司のまるかぶりをするという風習があります。
1970年代以降に関西で急に活気づいて来たものです。全国的にはあまり知られていなかった頃に、テレビのニュースステーションという報道番組で取り上げられていたのを視聴しておりました。司会の久米宏が、馬鹿じゃないの、とコメントしていたので、私も内心はそう感じてはいたのですが、はっきり言い過ぎだろうと、関西人として少しむっとしたのを覚えています。
バレンタインデーのチョコレートも同じやろ。昔の習慣の痕跡を掘り起こして、海苔なりかんぴょうなりの、新たな需要を創出した関西人に敬意を表すべきやろ。


立春の日に、その年の恵方に向けて電動アシスト自転車を走らせると1年間無病息災でいられるという新しい風習が流行らないものかなどと思います。
そもそも人間のやっている風習のすべては、馬鹿じゃないの、と言えば言えることでしょう。
未来人は現代人の生活を学んで、原始人にはいろいろと面白い風習がありました、と感心するかも知れません。


デュルケムは、宗教は科学が否定する何物も肯定出来ないし、科学が肯定する何物も否定出来ない、と結論の中で述べています。
ただ科学の上に立脚した宗教は、人間に社会的行動を指し示すことのみ許されるのです。
科学にはそれが出来ないから。


みなさん、何か新たな風習を地域に宣伝・布教するには、ぜひ旅チャリをご利用下さい。
旅チャリは、それが本望だときっと言うことでしょう。
何でやねん?
伝道アシスト自転車やから。


お客様は神様です。

今回のブログの締めくくりは、この言葉にしようと思い、このフレーズで有名な歌手、三波春夫のベストアルバムを先日図書館から借りて来ました。
そして「世界の国からこんにちは」まで聴いて涙が出て止まらなくなりました。
大阪万博の歌です。1970年の大阪万博に、子供だった私は連れていってもらったのです。
あれからもう42年過ぎた、その間に社会は随分と変化をした、私も年を取った、それでも私はまだ生きている、社会は私を殺しはしなかった。
渡る世間に鬼は無い、むしろ渡る世間こそが神様だ。
50歳まで生き延びた私は、社会に、渡る世間に感謝いたします。おおきに。今後ともよろしくお願いいたします。
非力ながらも精一杯勤めますから、どうぞよろしくお願い申し上げます。


真冬にも旅チャリを借る神います

立春は旅チャリ借りて福も外
posted by 旅チャリスタッフ at 06:00| 京都 ☀| 嵐山エリア | 更新情報をチェックする
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