2011年07月28日

こんにちは。愛宕山です。

あたごやま、と読んで下さい。
京都の人たちは時々私を「あたごさん」と呼んでいますが、「山」を音読みしている訳ではありません。
天神さん、えべっさん、などと言うときの「様」の意味の「さん」ですね。
皆さん、私を敬って言ってくれているんです。

私は神様の山ですから。私は日本各地に在る「愛宕山」の代表、総本山です。えへん。

昔、比叡山と喧嘩をした事が有ります。
私が先に比叡山の横っ面をひっぱたきますと、彼は「ひえー」と叫びましたが、すぐ反撃に出てきました。私の頭をぼかぼかと殴るんです。私は「あ痛、あたたたたあた、ごめん」と謝り、喧嘩に負けてしまいました。
でも、その時殴られて出来たこぶのお陰で、私の方が比叡山より少しだけ背が高いんですよ!

京都旅チャリスタッフのサトは、今回私についてブログを書こうとしていますが、私に登った事が無く、登ろうともしません。
本来ならレストラン嵐山から旅チャリに乗って清滝まで走り、そこから私の表参道を努力して歩いて来るべきです。まったく、ぐうたらな、どうしようもない奴です。

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こんにちは。愛宕さんから非難されてしまった京都旅チャリスタッフのサトです。
お叱りはごもっともですが、スケジュールや、気力・体力の都合上、レストラン嵐山の駐車場から撮った愛宕山の写真でお茶をにごそうと思いました。
しかし誠に申し訳ありません。今日は曇っていて、よくわかりません。
いつもなら上の写真のところで、愛宕さんは、ぐうたらな私を観ているんですけどね。

ところで、今よりもっと愛宕山に登りやすい時代が有りました。
昭和4年に嵐山から愛宕山へ電車が開通したのです。嵐山から清滝までの平坦線で所要約10分、清滝から愛宕山の9合目まではケーブルで約11分で行く事が出来たと言います。
戦争中に不要不急の路線として撤去、鉄材が軍事目的へと供出させられ、残念ながらその後復活されませんでした。


京都にしばらく住んだ人なら、愛宕神社の火よけのお札が家々の台所によく貼られているのを知っています。
防火の神としての庶民の信仰には根強いものが有り、毎年7月31日から翌朝に掛けての千日詣は、1日で1000日分のご利益を授かると言うので大勢の参拝人で賑わうそうです。
この他にも、いろいろな祭礼が有ります。立夏の日には雷神祭も行われます。

明治政府による神仏分離令以前は、勝軍地蔵も祀られていました。
愛宕大権現は天狗の姿とも言いますが、その本地仏としてです。神は仏の仮の姿という本地垂迹説ですね。勝軍地蔵は戦国武将の崇敬を受けました。明智光秀が、亀山城下(今の亀岡市)から登ったのは清滝からとは別の、現在明智越えと呼ばれているルートです。
愛宕神社で何度おみくじを引いても凶と出る場面が大河ドラマなどでよく描写されていたのを思い出します。
数日後の本能寺の奇襲には成功したんですが、ご承知の通り、三日天下に終わってしまいました。

さて、今度愛宕山へ登る代わりに、落語の「愛宕山」をいくつか図書館で借りて聴いてみました。上方落語では、米朝、文枝、吉朝、東京落語では文楽と志ん朝のものを。
ここでは落語の内容はご紹介いたしません。中に、太鼓持ちが愛宕山の谷底に降りて上がって来られそうにないのを見て、旦那が上からののしる言葉が有ります。
米朝と弟子の吉朝が、
「狼に食われてしまえ」。
上方の文枝と東京の文楽は同じで、
「狼に食われて死んでしまえ」。
志ん朝は歯切れのよい東京弁で、
「狼に食われて死んじまえ」。

このフレーズが特に気になったのは、明治初期と思われるこの落語の時代には、愛宕山の辺りにまだ狼が生きていたんだなと感動したからです。
ニホンオオカミが確認された最後の記録は1905年、明治38年です。

食物連鎖の頂上にいた狼が絶滅したため、鹿や猪が増えすぎて、森林や農作物の害が出ていると聞きます。最近の狩猟人口の激減も原因だそうです。朱鷺やこうのとりのように大陸から導入して野生復帰を図る案も有ります。人間が生物多様性の価値に気付くのが少し遅すぎました。
狼は、古代の日本に於いては、大神だったのです。常に自然へ畏敬の念を抱いていた日本人は、不幸な近代に於いては、狂犬病にかかった狼だったのかも知れません。

愛宕山の方角から、微かに雷が聞こえて来ました。
豪雨に襲われないうちに、帰ろうと思います。


旅チャリへ夏雲鳴るは大神か
posted by 旅チャリスタッフ at 06:00| 京都 ☀| 嵐山エリア | 更新情報をチェックする

2011年07月25日

おみやげ探し

こんにちは!京都東急ホテル 旅チャリスタッフのアサです。


さぁ、学生さんは待ちに待った夏休みがやってきました!
社会人のみなさんはお盆休みまでもう少しありますが、この暑さに負けずがんばりましょう!


さて、私事なんですが、今月末に東京から友達が京都へ遊びに来るんです!
せっかく遊びに来てくれるんだから、帰りに京都でしか買えないお土産をあげたいなぁ・・・と思って色々と探してたんですが、食べることが大スキな私がついつい見てしまうのはスイーツ系ばかり。。
色々と目移りする中、ひと目みて「今回のお土産はこれっ!」ってスイーツを発見したので、今回はこのお店をご紹介します!!


まずはそのお店の写真です!

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お店の名前は「nikiniki(ニキニキ)」といって、場所は、京都市中京区四条西木屋町の北西角にあります。
パッとみた感じ「真っ白でカワイイ建物だけど、何のお店なんだろ?」って気になり行って見ました。
「ケーキとかマカロンでも並んでるのかなぁ・・・」とお店に入ってガラスケースを覗き込むと、なんと中に並んでたのは「生八ッ橋」!


実はこちらは「聖護院八ッ橋」さんのお店なんです。
若い世代の方にもっと八ッ橋の美味しさを伝えていきたいということで、見た目も販売方法も新しいことにチャレンジされています!!
通常「生八ッ橋」は箱入りで販売されているんですが、こちらの「nikiniki」さんでは1コから生八ッ橋を販売してくれます。
しかも生八ッ橋を1枚選んで、中のあんを選び、包んでもらって、その場でイートインできるんです。
まるで、アイスクリームやクレープのお店みたいで、選ぶ楽しみがあっていいですよね!


生八ッ橋とあんはテイクアウトもできるとのことだったので、今回、友達へのお土産は、この生八ッ橋とあんをテイクアウトして渡そうかと思ってます!
でもその前にどうしても私自身が「オリジナル生八ッ橋」を作りたくなってテイクアウトしちゃいました!

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驚きました。。ずっと京都に住んでるけど、こんなカラフルな生八ッ橋は初めて見ました!

生八ッ橋はシナモン、抹茶、セサミなど5種類、中に包むあんはブルーベリー、アップル、ピーチ、トマトなど8種類ありました。
テイクアウトの場合、生八ッ橋は5枚1セットで販売、あんは1カップで5枚分です。
私は、5種類すべて違う色の生八ッ橋を選んで、あんはアプリコットにしました。お値段は350円でした。
見た目はパステルカラー、中に包んだのはアプリコットあん、どうしても洋菓子っぽいイメージなんですが、ひと口食べて「和スイーツ」だと納得!もちもちした食感とニッキの香りがふわっと口の中に広がって、見た目が変わっても老舗「聖護院八ッ橋」さんの生八ッ橋の美味しさは変わらないですから。。
またこのアプリコットのあんがものすごくおいしい!
アプリコットジャムではなく、ちゃーんとあんなんですよ。
これは一度食べるとハマります。。そしてこんなに美味しいなら他の味も食べてみたくなります。
あっ、そんな時はお店に行くと1枚から買えるんですよね!!

このお土産だったらきっと友達も喜んでくれると思います!!
みなさんもぜひ一度、新しいスタイルで生八ッ橋を味わってみてください!!


さてさて最後に一言いいですか?
今回この生八ッ橋を自分で包んでてふと思ったんですが、この生八ッ橋のカラー、私たち旅チャリスタッフならよく目にしている色なんですよ!
そう、いつもお店に並んでいる電動アシスト自転車「シュガードロップ」と同じカラーなんですよねー!
なんか「nikiniki」さんの生八ッ橋にさらに親しみを感じてしまいました。。

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私たち旅チャリスタッフも、電動アシスト自転車という新しいレンタサイクルで、お客様がより楽しく、より快適に京都観光していただけるようお手伝いさせて頂きます!
みなさんのお越しをお待ちしています!!

posted by 旅チャリスタッフ at 09:46| 京都 ☔| 市内中心部 | 更新情報をチェックする

2011年07月21日

光を放つ山!? 西賀茂の弘法さん

こんにちは
旅チャリ グランドプリンスホテル京都スタッフの ひぐり です。

七月の京都と言えば祇園祭

ハイライト17日の山鉾巡行で
御霊(怨霊)が一掃された町に、八坂神社の神様たちがやってきた!

四条寺町にある御旅所に24日まで鎮座していらっしゃいます。

京都では「祇園祭には胡瓜を食べない」という慣わしがあります。

旬の食を絶つのは…
八坂神社の紋と胡瓜の切り口の模様とが似ており、もったいなく畏れ多いということ、
祇園祭が無事に終わるための願掛け の意味があるようです。

また祇園祭は別称『鱧祭』とも言われ
この時期旬の 海の幸 鱧 を京都盆地の人々は楽しみにしています。

梅肉でいただく、ひんやりふんわりすっぱい「鱧おとし」
焼いた皮を細かく刻んで、薄切り胡瓜と酢の物にした「鱧キュウ」
暑気を吹き飛ばしてくれます。

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[きゅうりの花 深泥池近くの畑にて]

今回は 西賀茂にある お寺『神光院』へ行きましょう。

当ホテルの真西3.5qに位置し、
毎度の狐坂、上賀茂橋(お寺は もう2つ北に架かる西賀茂橋の近くですが)を通るルートで行きますと5qの道のりです。

きょうは深泥池の畔を通って行きました。
スイレン科の小さな葉が沢山浮いています。「ジュンサイ」ですね。

池から左折(南下)すると北区上賀茂池端町の表示があり、
バス停(京バス=畔勝町・市バス=深泥池)前に
「京野菜直売おいでやす」があります。

出荷作業中のおばちゃんと言葉を交わし
とれとれのきゅうり一本購入!


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今宵は鰻丼!きゅうりはグリーンサラダ。そして後日『鰻作』にして食べよう!


「かもだい」を西にまっしぐら。

梅雨明けの、強い日射しに照り輝く丸いトマトやナスが 鈴なりです!


上賀茂橋に来ました。

右に船形、左に(右)大文字のベージュ色の火床を眺めながらシュガードロップを押して渡りました。

玄以通は市バスも走り、歩道は狭くて 走るには今いち と思っていたので、道をずらしてみます。

堀川通りを北上して賀茂川に突き当たる手前の道を左折(西行)。

道ごとにプチ発見があります。
きょうは途上、漬物やさんパンやさん見ぃつけた!…そうこうして500m程で船岡東通りに差し掛かります。

左に大宮交通公園の木々の緑を見、右折(北上)して500mあまりで神光院に到着です。

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『神光院』
放光山と号する真言宗の寺

寺伝によれば建保5年(1217)に上賀茂神社の神主 賀茂能久(よしひさ)が
「霊光の照らした地に一宇を建立せよ」との神託を受け創建したと伝えられている。

以後密教の道場として栄えた。

天保年間1830〜43年に災火により堂宇を焼失。
明治11年(1878)再興された。

本堂に安置する弘法大師像は、大師自ら刻んだものと伝え「厄除大師」の名で知られる(このご本尊は、正月三ケ日と毎月21日の縁日に、9時から16時半まで拝することができます)。

山門を入って左側にある「蓮月庵」は幕末明治初期の歌人 大田垣蓮月尼が晩年隠棲した茶所である。


この神光院できゅうり封じが行われます。

『きゅうり封じ』

名前、年齢が書かれた半紙にきゅうりを包んで祈祷してもらう。そのきゅうりで体の悪い部分を撫でて土に埋めると治癒するといわれている。
家に土のない場合は境内のきゅうり塚に納める。

日時:7月21日(土用の丑) ・8月2日
8時〜16時半
受付時間:7時より16時半迄
御祈祷料:一人1500円


ひぐりが訪れた時は境内は静かで、ゆっくり見て歩くと面白いものが沢山目に留まりました。

大師姿見の池の中の亀

神 神 神 の意匠を施された屋根瓦

無垢の戸板 などなど

最後に見上げれば屋根瓦から光を放っているように見えました。

きゅうり封じ当日は
大賑わいかな。

厄除け眼病祈祷で信仰を集める『厄除大師』にもお会いして拝みたいです。

お寺を後にして外塀を一巡してみますと、北西のかどで、船形の火床が大迫力で目に入りました。

来月16日の夜は山が燃えるようでしょう。

最後に美味しい話を。

お寺の斜向かいにスウィーツのお店があります。
季節を感じる舟山クッキーやフルーツゼリー。
そして西賀茂チーズケーキ。

休み 火曜日 他
電話 075 495 0094


この夏も、町の一隅に、旅チャリと一緒に『何か』を見つけに行きませんか!
posted by 旅チャリスタッフ at 23:39| 京都 ☁| 嵐山エリア | 更新情報をチェックする
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