2011年06月30日

白黒の場面が浮かぶ梅雨の空

京都旅チャリスタッフのサトです。

梅雨時の風景は、私には懐かしい映画の一場面のように思えてなりません。
敢えて白黒で写してみました。


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京都の伝統産業のひとつに、時代劇が有ります。
ここ嵐山から程近い太秦の地は、昭和10年頃、映画の撮影所が8つも有り、日本のハリウッドと呼ばれていました。
日本映画100年の歴史を通じて、ここでは主に時代劇映画が撮影されていました。
現代劇を中心とした東京の撮影所とは対照的です。
京都はロケ地、衣装、かつら、小道具等、時代劇を創る上の資源に恵まれていたのですね。
現在は、松竹と東映の2つの撮影所が残るのみです。


嵐山から三条通りを東へ向かいますと、帷子の辻(かたびらのつじ)辺りから一筋南の道に入ることが出来ます。
大映通り商店街と呼ばれています。
通りにその名を残す大映撮影所は、今、マンションになってしまっています。

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1950年代にこの撮影所が産み出した時代劇映画の何本かは、日本映画の栄光として、不滅の輝きを放っています。
1951年ヴェネチア国際映画祭グランプリ、翌1952年アカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞した黒澤明監督の「羅生門」の記念碑です。

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大映撮影所の売却後、この記念碑も一時失われていましたが、平成14年に有志らによって再建されました。
鳩の翼に、ヴェネチア国際映画祭の金獅子とアカデミー賞のオスカーが掲げられていますね。

私も図書館で借りて、「羅生門」や「雨月物語」等の名画を鑑賞してみました。
金曜ロードショーの水野晴郎のあの名セリフを叫びたくなりました。


さて、松竹撮影所で撮られていたテレビの「必殺」シリーズも大好きでしたが、東映撮影所の「水戸黄門」も良いですね。
大映撮影所跡や羅生門のグランプリ記念碑に寄り道しても、東映太秦映画村には、旅チャリで20分ぐらいで着いてしまいます。

いやーっ、旅チャリってほんとにいいもんですね!


嵐電こと京福電車では、映画村最寄りの太秦広隆寺の駅が近付きますと、社内放送で水戸黄門の主題歌が流れるのですが、旅チャリに乗りながらでも、私はあのボレロのような軽快なリズムに乗せて、人生楽ありゃ、の歌を口ずさんでいました。

旅チャリ苦は無い、楽ばかり。


映画産業、とりわけ時代劇映画の衰退の中で、オープンセットを観光客に公開するという策が見事に成功したのがこの映画村です。
運が良ければ撮影現場に立ち会えます。

私も水戸黄門ではありませんがテレビ時代劇の収録を観たことがあります。
撮影スタッフが「お静かに」と書いた白扇を見物客に開いて見せると、本番です。
演技している人、それを観ているギャラリー、ギャラリーを眺めている私、私を観ている神様(もしいるとして)、撮影所には様々な視線が重なりあって、私はその場で不思議な気分に浸りました。

これもそのときの空想ですが、私自身の臨終場面のあとで、監督の神様が出てきて、「はい、オーケーです」と言ってくれるかどうか? などと考えていました。
この人生がリハーサルなら、本番はもっと上手くやるのに、などとも。


ところで、水戸黄門は以前はお化け番組などと言われて30パーセントを越える視聴率を誇っていました。
今は、それほどでもないそうですね。価値観の多様化でしょうか。

でも私は、あの明朗な時代劇、好きです。
公権力による正義秩序の回復が、現代においても、正当で健全な考え方なのです。
自力救済、ましてや闇の仕事人に依頼するのは、違法であります!

ちなみに、水戸黄門のスポンサーは、旅チャリの電動アシスト自転車のメーカー、世界の、パナソニックです。
水戸黄門を楽しみに、旅チャリに乗って、梅雨明けを待ちます。


梅雨明けろ旅チャリが目にはいらぬか
posted by 旅チャリスタッフ at 06:00| 京都 ☁| 嵐山エリア | 更新情報をチェックする

2011年06月27日

夏が来る!

こんにちは、旅チャリスタッフのアサです。

今日は6月27日、あと4日で7月です!
ここ数日は夏日が続いていますが、今回はそんな暑さを忘れさせてくれる場所をみつけたのでご紹介します。

場所は、京都東急ホテルから旅チャリで約10分。
京都駅ビルの中にあるギャラリーカフェ「京都茶寮」です。

まず旅チャリは「京都駅ビル 西駐輪場」へ預けましょう。
場所は京都中央郵便局の西側です。駐輪料金は6:00-24:00までで150円。

これで安心!さぁ、行きましょう!!

ギャラーリーカフェ「京都茶寮」は、京都駅ビル2階 南北自由通路 京都駅ビルインフォメーションの横にあります。


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店内のギャラリーでは、京都の伝統工芸品を無料で見ることができます。
今回は「京の涼風展」ということで、京扇子と京うちわの展示が行われています。
見ているだけで涼しそう。。
どれも繊細で美しく、まるで美術館に絵画を見に来ているような感じでした。
展示品以外におみやげとして購入できる扇子やうちわもたくさんありましたので、お気に入りの1つを見つけてみて下さい!


そして、併設されているカフェではお茶と和スイーツがいただけるんですが、オススメなのはお抹茶と季節の京生菓子のセットですね!
生菓子は毎月ラインナップが変わるそうで、今月はあじさいや青梅をモチーフにしたものが並んでいました。
来月、7月1日からは「祇園祭」にちなんだ京生菓子が登場するそうです。
ネーミングも「祇園囃子」、「宵山」などといったものが数種類並ぶそうなのでお楽しみに!


ギャラリーカフェ「京都茶寮」で行われている「京の涼風展」は7月31日(日)まで。入場料金は無料です。
【営業時間】
ギャラリー:9:00-19:00 カフェ:12:00-19:00
【定休日】なし

さて、今回ご紹介した扇子とうちわ、普段使いして頂くのももちろんいいんですが、せっかくなら和服、今の季節なら「浴衣」を着ている時に持つとさらにイイ感じですよねー!
着物となるとなかなか着る機会も少ないと思いますが、夏はお祭りや花火大会などがありますし、浴衣なら気軽に着ることができますもんね!


「浴衣」といえば、京都東急ホテルのスタッフさんからスゴく「お得な情報」を教えて頂きましたので、旅チャリブログをいつも読んでいただいてる皆様にお伝えしておきますね!

今、京都東急ホテルの地下1階ベルカウンター前で浴衣の販売が行われています。
しかも、浴衣・帯・巾着・腰紐(2本)・帯板・下駄(焼下駄のみ)・ゆかたセット入れ(オリジナルバッグ)、
これがぜーんぶセットになっているんです!
ナントお値段は、6,500円(税込)!ビックリでしょ!?
このお値段で、またデザインもカワイイものが揃っているんです!
毎年たくさん売れているそうなので、気になったあなたはぜひ、京都東急ホテルまでお越しくださいませ!

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今回も最後までアサのブログを読んで頂きまして、ありがとうございました。
いよいよ夏も本番を迎えます。

体調管理には気をつけて、みんなで元気に今年の夏を過ごしましょう!
posted by 旅チャリスタッフ at 08:17| 京都 ☁| 市内中心部 | 更新情報をチェックする

2011年06月23日

○△□ part2 氷室跡探索の旅

こんにちは
旅チャリ グランドプリンスホテル京都スタッフの ひぐり です。

早いもので、ことしも半分が過ぎようとしています。

六月、田圃に水を注ぎ入れる「水の月」。水無月。

かつて、陰暦6月1日に氷室から氷を切り出して御所に献上し、夏の暑さによる邪気や疫病を祓う
「氷の節句」がおこなわれていたそうです。

氷は貴重なものなので、氷をかたどった菓子をつくり、宮中にならって民間で祝ったといわれます。

三角形の「水無月」。

白いしんこ菓子の上に甘く煮た小豆(邪気祓いの力が宿っているとされる)を散らした生菓子。

和菓子やさんの店先に、
スーパーのお菓子のコーナーにも並べられており、私も
6月30日の夏越祓を待たず食しました。

北区西賀茂氷室町に、その氷を貯蔵していた氷室の跡があるそうです。

梅雨の晴れ間に
旅チャリの小径車=シュガードロップで、峠を越えて探しに行きました。

プリンスホテルの北西6qに位置し(地図上ちょうど中間地点に柊野貴船神社があります。)前回訪れた源光庵経由ですと、約11qの道のりです。

源光庵の西200mに「然林房」という茅葺き屋根の料理旅館があります。

ここから府道31を3.8q進んだところの京見峠(標高約400m)を目指します。
高低差は二百数十メートルです。

走りはじめ500m進むと4つのヘアピンカーブが続きます(バイパス工事も行われるようです)。

電動アシストが効いているので景色を見る余裕が生まれます。

名を知って身近に感じる、桃山・鷲ヶ峰・鷹ヶ峰のてっぺんが今、まのあたりに見え隠れしています。
山歩きの景色、豊かな自然!ですが、車やカーブにご注意を!

自転車は左側通行です。

釈迦谷山(291.2m)の南から西の山麓そしてその北西を走っています。

然林房から3q近く進んだところの京見峠道では視界が開けて右手に比叡山が望めます。

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しばらくして「長坂越え」道との合流点から、一層キツイ坂に差し掛かります。
冷凍庫を開けた時のような冷気が流れています。

峠手前のピークに在る「京見峠茶屋」には帰りに立ち寄ることにしましょう。

茶屋から500m先が京見峠、つづいて氷室分かれです。


然林房からここ迄ゆっくり写メを撮りながら走って30分かかりました。

この上り坂は自転車乗りがよくトレーニングしています。きょうも平日でしたがロードレーサー&ヘルメットの方に5回ほどすれ違いました。

強者の知人はロードレーサーで16分台で上りきります。
旅チャリでパワーモードなら一緒に走ることも可能でしょう。
ただし並進は禁止ですよ。


さて、氷室分かれです。

ハナから「クマ出没注意」の看板が…^^;。鈴をつけてくれば良かった…。

右斜め上&右斜め上&右斜め上右斜め上と暫く急坂を登り、同じくらい下ります。

城山( 479.8m)の南から東の山麓を、道沿いの北山杉を見つつアップダウン(約1q)しています。

平地になって右手の奥に細身の鳥居が見えました。

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『氷室神社』
額田大中彦皇子(ぬかたおおなかつひこのおうじ)に初めて氷をつくって献上したという稲置大山主神(いなぎのおおやまぬしのかみ)を祀る。
旧氷室村の産土神。
「延喜式」にみえる愛宕郡栗栖野氷室に関わる神社と考えられ、宮中に献上する氷の蔵氷に携わった清原氏の勧請という。古くから疱瘡除けの神として崇敬を集め、かつて宮中に氷を献上した日という6月15日に例祭を行う。

氷の貯蔵庫、氷室の跡は神社から200mあまり北西にあります。

田園風景の中、すぐにお地蔵さんが見え、その向こう足下に「氷室跡」の小さな案内板が。

矢印どおり叢に入って行きましたが直ぐに見つけることが出来ません。

人に尋ねよう…通りかかった郵便やさんに教えて頂きました。

「あのこんもり茂った木の向こうや。」

「有難うございます!」

「マムシに気をつけて。」

助言を下さいました。

「(ひっ;言うても、どうすりゃいいんだ…)静か〜に、歩いていきます!」


再び叢をわけいって進み畦道に出てシュガードロップを押して歩きます。

早苗が風に微笑み、田圃に水玉模様ほど泳ぐオタマジャクシ♪♪時折カエルが飛び出してきます。

田圃と氷室跡に敬意を表して(暫し畦道に自転車をねかせて)空身で氷室跡探索ラストスパートです。

ありました!地図の印どおり三つの配置で!
案内の石碑が無ければ何でもない窪みに見えます。
草が繁っています。


その昔、貴重であった氷をどのようにしてつくり貯蔵していたかと感心するとともに不思議に思います。

無事探し当てた後、
畦道に戻りシュガードロップと記念撮影しました。

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『氷室跡は…』
シュガードロップの後輪の足下にも小さな案内板。その先の茂みの向こうです。


訪れた時も折 五月晴れの真っ昼間。

ここで氷を食べたら最高やけど、すぐに溶けてしまうなぁ〜。
顔もチリチリしてきました。

涼を求めて先ほどの茶屋へ行きましょう!!
ちょうど時分どき!

京見峠茶屋(TEL:075-491-6710)にいます。

わらびもちと蕎麦茶でホッと一息ついた後、打ち立てのざるそばを頂きました。

涼風が心地よく落ち着きます。…去り難し、ですが降ります。

ブレーキを再チェックして下界へ。
10分もかからず、もう空気は生暖かです。

また登って避暑に訪れたいと思いました。

<試走後記>

*今回は敢えて、シュガードロップで走ってみました。

二十数kmの道のり、三段階あるアシストモードを駆使しました。
電池切れも予想されたので平地はエコモードで節電、坂でも出来るだけオートマティックモードで我慢して、この坂は!という道(が多かった)でパワーモードにしました。

復路、ホテル間近の「狐坂」上り半ばでバッテリー切れ。残り僅は自力で帰ってきました。
シュガーはよく頑張ってくれました!

今回の急坂コースも長距離ライダーViViでは電池切れの心配は全くありません。

*京見峠道〜氷室町
「京都一周トレイル」の看板(by京都市産業観光局)が充実しています。
きょうはハイキングされてるペアやグループ数組のかたに遭遇しました。

ところで
○△□と言えば「おでん」でしょ!と相棒が言う…

夏におでん??

夏野菜の冷製おでん!

そうでした。プリンスホテルの夏の恒例ポンドビアカフェ(ディナー)バイキングのお気に入りメニューのひとつです。

6月26日〜9月25日
今年も楽しみです。

長雨の文にお付き合い、ありがとうございました。
もうすぐ明けて夏本番!

旅チャリで涼しい場所を求め、足どり軽く心のパワーチャージしていただけると嬉しいです。
そして旬の恵みをいただき、これからの暑い季節をともに乗りきりましょう!
posted by 旅チャリスタッフ at 21:32| 京都 ☀| 洛北エリア | 更新情報をチェックする
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